音楽休暇村とは

しまなみ海道・秋の音楽休暇村 猫

「しまなみ海道・秋の音楽休暇村」は、「しまなみ海道の美しい風景に音楽を溶け込ませたらどんなに素敵だろう?」との想いで
2020年にスタートした音楽祭です。クラシック音楽を軸としつつも、尾道在住のアーティストや子供たちとコラボしながら、
ここ尾道でしか生まれ得ない空間を演出します。あなたもぜひ、「心の休暇」をとりにいらしてください!

「しまなみ海道・秋の音楽休暇村」は、「しまなみ海道の美しい風景に音楽を溶け込ませたらどんなに素敵だろう?」との想いで2020年にスタートした音楽祭です。クラシック音楽を軸としつつも、尾道在住のアーティストや子供たちとコラボしながら、ここ尾道でしか生まれ得ない空間を演出します。あなたもぜひ、「心の休暇」をとりにいらしてください!

5つのコンセプト

音楽を身近に

1 .音楽を身近に

「クラシック」音楽は敷居が高い、値段が高い、と、「高い」づくしに捉えられがちです。
私たちはそもそも「クラシック」というジャンル分けを好みません。お客様に提供するエンターテインメントとしては、どんな音楽も役割は同じであると思っています。音楽は世界共通の言語。国境や時代を超えて人と人とをつなぐ力があります。私たちは少しでも、コンサートに足を運ぶことへのハードルを下げたい思いから、低価格の入場料と親しみやすいプログラム選定、未就学児も入場できるコンサートや体験型イベントの実施、演奏者みずからマイクを持っての曲目解説、街頭コンサート、地元の学校へのアウトリーチ事業などを展開しています。

2 .文化芸術の融合

「クラシック」音楽のコンサートというと、黒い衣装の演奏家がおごそかに舞台へ出てきて、長時間の演奏をひたすら聴く・・・そんな退屈なイメージはありませんか。尾道には音楽以外にも様々な能力を持った方がたくさんいらっしゃいます。美術、演劇、映画、文学、はたまた食や科学においても。そして何より、世界が羨むしまなみ海道の景色!尾道には誇れるものがたくさんあります。そしてそれらの文化芸術、学問や風景は、本来すべて繋がっているもののはずです。その総力を結集して、音楽を主軸としつつも、色々な側面からアプローチして楽しんでいただける総合的芸術イベントを目指します。

しまなみ海道・秋の音楽休暇村 コンサート

1 .音楽を身近に

「クラシック」音楽は敷居が高い、値段が高い、と、「高い」づくしに捉えられがちです。
私たちはそもそも「クラシック」というジャンル分けを好みません。お客様に提供するエンターテインメントとしては、どんな音楽も役割は同じであると思っています。音楽は世界共通の言語。国境や時代を超えて人と人とをつなぐ力があります。私たちは少しでも、コンサートに足を運ぶことへのハードルを下げたい思いから、低価格の入場料と親しみやすいプログラム選定、未就学児も入場できるコンサートや体験型イベントの実施、演奏者みずからマイクを持っての曲目解説、街頭コンサート、地元の学校へのアウトリーチ事業などを展開しています。

音楽と次世代育成

3 .次世代育成

世界的なコンクールで優勝したり、テレビに出演したりするような著名な演奏家のコンサートはもちろん素晴らしいものです。でも、その方々が無名だった頃に人知れないサポートがあったことを忘れてはならないと思います。しまなみ海道・秋の音楽休暇村では、すでにプロとして全国第一線で活躍するゲスト・ミュージシャンだけでなく、今まさに羽ばたこうとする地元ゆかりの学生や子供たちにもスポットを当て、ゲスト・ミュージシャンとの共演・教育プログラムを設けるなど、次世代のための取り組みを積極的に行っています。尾道市こそ、未来の才能が花開く街であってほしいと願っているからです。

4 .国際交流豊かな
まちづくり

尾道の風景や生活文化には、海外の人の心を掴む大きな魅力があります。
総合プロデューサー小島燎が滞在するフランスにも、日本で演奏することを切望する優秀な若手演奏家がたくさんいます。何より両国の文化的な絆の強さには底知れないものがあります。そしてこうした国際文化交流において、言葉を必要としない音楽は計り知れないパワーを持ち、国境を超えて人々を結んでくれます。日本国内の狭い枠組にとらわれることなく、グローバル化社会に相応しい、国際色豊かな芸術イベントを目指します。

国際交流豊かな まちづくり

5 .地域の文化施設
の有効活用

日本は、世界中見渡しても例を見ないほど、素晴らしい演奏会場や文化施設に恵まれています。しかし地方においてはその魅力が十分発揮されているとは言えないものもあります。生口島のベル・カントホールがその例で、素晴らしい音響設備と、貴重なベーゼンドルファー・ピアノを有しているにもかかわらず、利用される機会が多くありません。
コンサートホールは人々の交流拠点になります。クラシック音楽の殿堂ヨーロッパでは、演奏会の前後に、お客さん同士がワイングラス片手に談笑したり、演奏者と交流したりと、ただ音楽を聴くだけでなく、社交の場としてホールが機能しています。人と人との繋がりが薄れてしまいがちな昨今、こうした貴重な施設を有効活用することでその魅力をPRし、音楽を媒体として、人々が出会う場を演出したいと思っています。

地域の文化施設 の有効活用

これまでの歩み

2020

初回の2020年はコロナ禍の只中でしたが、多くの方々のお力添えをいただき、ベル・カントホールと(株)三和ドックで全3公演を開催。俳優・堀崎太郎氏によるナレーションを盛り込んだ「北半球の四季・南半球の四季」の公演は「せとだレモン祭」とタイアップし、400人以上のお客様にお越しいただきました!そのほか、地元ゆかりの新進音楽家たちによるリレー演奏や因島高校でのアウトリーチ、(株)三和ドックに納入されたばかりのスタインウェイ・ピアノの体験会など、次世代につながる企画も盛りだくさんとなりました。

2021

2回目は内容が大幅にパワーアップ。詩の朗読や、尾道を拠点に活躍する画家や尾道市立大学の学生の皆さんによる絵画の投影とともにお届けしたコンサートは大好評をいただきました。プレイベントではミニサーカス「ピエロック一座」やYouTuberピアニスト「ぴあの男子ゆうちゃん」も駆けつけてくれ、会場の内外で盛り上がりました。さらにフランスのヴァイオリン界の巨匠、ジェラール・プーレ氏がサプライズ・ゲストとして登場。尾道にフランスの風が吹き、国際化を目指す私たちを大いに勇気づけてくださいました。

2022

山陽本線の走り抜ける音が心地よい浄泉寺でのドヴォルザークとライヴペイントのコラボや、平山郁夫画伯の名画に囲まれてのモーツァルトづくしの夕べのほか、特に話題を呼んだのは、瀬戸田小学校児童の皆さんが朗読で参加した、アニメ付き親子コンサート!「地域の子どもたちに素敵な経験をしてほしい」の一心で、終演後の指揮者・楽器体験も盛り上がりました。尾道ゆかりの画家が思い思いに制作した絵画に見入りながらの、映画音楽三昧のファイナル・コンサート「シネマ・パラダイス!」は尾道映画祭との提携企画。そしてついに国際化が実現!フランスの若手ヴィオラ奏者イェルン・サイス氏が、尾道のアーティストと一つの舞台を作り上げました。

総合プロデューサー紹介

小島 燎 Ryo Kojima

小島燎|Ryo Kojima

みなさん、こんにちは!フランス・パリではヴァイオリニストとして、尾道では指導者・公演プロデューサーとして、両国を行ったり来たりしながら活動しています、小島燎です。フランスで演奏活動をしていますと、地方の小さな村の音楽祭にお招きいただくことがよくあります。毎年夏になると、パリの気鋭の若手音楽家が集い、その街自慢のお城や教会で素晴らしい演奏を繰り広げ、地元のお客さんたちは大喜び。終わると、弾き手も聴き手もワイン片手に交流会。「こんな素敵なことが尾道でもできないだろうか!」と思ったのが「音楽休暇村」立ち上げのきっかけです。そして尾道でやるのであれば、音楽だけじゃもったいない。絵画や、演劇や、映画などで活躍する人材がこんなにもいる街は、全国見渡してもそうはありません。そんなアーティストたちの力を一つにして、しまなみ海道の素晴らしい風景の中に置いてみよう、と思いました。将来的にはヨーロッパからもアーティストを招き、国際交流も存分に。そして未来を担う子供たちに豊かな心を育んでほしい、そんな想いで次世代育成にも力を入れております。「クラシック音楽なんて敷居が高いから」ですって?・・・音楽休暇村に来てみてください。そんな思い込みは吹き飛ぶはずです。精いっぱいの楽しいひとときをご用意してお待ちしております!

プロフィール
広島出身。5歳より父・小島秀夫の手ほどきによりヴァイオリンを始める。京都大学総合人間学部、パリ・エコールノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院修士課程卒業。大阪国際音楽コンクール第1位、全日本学生音楽コンクール第1位、ABC新人コンサート音楽賞、アカデミー・ラヴェル賞受賞。これまでに長原幸太、小栗まち絵、レジス・パスキエ、堀米ゆず子の各氏に師事。
文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として渡仏後、日仏両国を拠点に活動の場を広げ、ソー公園オランジュリー音楽祭、パリ室内楽センター、小澤征爾スイス国際アカデミー、「ハイドン氏の休暇」音楽祭、Krzyzowa Musicなどヨーロッパ各地で著名な演奏家と数多く共演。その模様はfrance musique、medici.tv、RTBF、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」等で放送されている。
ピアニスト久末航氏とのデュオで青山音楽賞バロックザール賞を受賞、トリオ・コンソナンスとしてエリザベート王妃音楽大学のアーティスト・イン・レジデンスを経て、現在フランス国立オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ管弦楽団の副コンサートマスターを務める。
一般社団法人コジマ・ムジカ・コレギア理事長として「しまなみ海道・秋の音楽休暇村」総合プロデューサー、「しまなみ音楽祭/5月の尾道音楽学校」代表・音楽監督。

https://www.ryokojima.com

開催概要

タイトルしまなみ海道・秋の音楽休暇村 2023
開催日2023年10月28日・29日、11月3日・4日・5日
開催場所しまなみ海道:尾道、因島、生口島エリア各所
料金一般:¥2,000〜 
学生:無料〜
*公演、会場ごとにそれぞれ異なります
チケット販売(1)STORESで電子チケットをご購入
(2)チケットぴあでご購入
(3)一般社団法人コジマ・ムジカ・コレギアより直接ご購入
お問い合わせTEL:080-1944-2388
お問い合わせフォームはこちら
主催・協賛等主催:一般社団法人 コジマ・ムジカ・コレギア
特別協賛:株式会社 三和ドック
協賛:立花テキスタイル研究所、万田発酵株式会社 HAKKOパーク
後援:広島県、広島県教育委員会、尾道市、尾道市教育委員会、尾道市立大学、尾道市文化協会、中国新聞備後本社、尾道エフエム放送、株式会社尾道新聞社、株式会社ちゅぴCOMおのみち、一般社団法人尾道観光協会、エフエムふくやま、NHK広島放送局
協力:イービジョン有限会社・尾道映画祭実行委員会・株式会社中国銀行・日本音楽財団(日本財団助成事業)・NPO法人プラットフォーム おのみち
助成:(公財)ひろしま文化振興財団、笹川日仏財団、文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する新進芸術家育成事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

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