【次回の開催につきまして】
みなさま、こんにちは。 「しまなみ音楽休暇村」総合プロデューサーの小島燎です。 2020年の発足以降、毎年秋に開催し、たくさんのお客様にご声援をいただいてまいりました「音楽休暇村」。 その過程においては、「真に地域の未来に役立つ、持続可能な音楽祭とはなにか」と考え、常に模索、試行錯誤をしてまいりました。 その中での1つの試みとしまして、前回は初めて秋と翌年春にまたがって開催。2013年より別企画として実施しており、ここ数年、全国的にも注目を集めるようになった「 アンサンブルアカデミーinしまなみ(旧しまなみ音楽祭/5月の尾道音楽学校)」との一部提携をいたしました。 この提携により、音楽の道を志す全国の子どもたちや学生さんに、国内外の第一線で活躍する講師陣(ゲスト・ミュージシャン)と共演していただいたり、ベル・カントホールのステージに上がっていただいたりと、未来の音楽文化振興にとってより有意義な音楽祭へと発展させることができた、と自負しております。 このように教育面を重視したタイプの音楽祭はヨーロッパには多数あり、私自身もそのような場で育てていただき、1人のアーティストとして認めていただいた、という経験があります。無名で未熟な私の演奏に熱烈な拍手をしてくれた、その小さな街のお客さんのことを、今でも決して忘れることはありません。 20年後、30年後の音楽愛好家を育てるためにも、子どもたちや若者の生活に、質の高い音楽文化が浸透することが、何より重要であると私は考えています。 そのためには、ただ著名な演奏家による公演を企画してお客様に鑑賞していただくことに留まるのではなく、この教育的側面を特に大切にし、将来をになう音楽家の卵たちにより一層「音楽休暇村」が寄り添い、地域の皆様に応援していただけるような体制を取ってまいりたい、と考えております。 [...]

